めぐりひ

 

風 おだやかになり 

 

静まりゆく月夜(げつや)

 

 

水の音に 抱かれ すべて やすまれ と

 

 

ざわめくような 世迷い言 

   

めぐりめぐり 星たちは 

 

 

どんな夜も 包み込む

 

 

だから 彷徨わずに 

 

おまえの奥 深く 

 

 

息づく天使の羽 やすませよう

 

 

 

重ね続けてきたもの 

 

怖れゆえの 鎧が 

 

 

重すぎて 動けない

 

 

それを 手放せると 

 

いつか 気づいたなら

 

 

変わりはじめるだろう 

 

 

雪融け のように

 

 

夜毎 生まれ変わり 

 

明日 また出逢える

 

 

新しい おまえが 

 

希望 連れてくる

 

 

 

めぐるひ 

 

めぐりひ