月☆夜☆内観☆静寂

風 おだやかになり  静まりゆく月夜(げつや) 水の音に 抱かれ すべて やすまれ と ざわめくような 世迷い言      めぐりめぐり 星たちは  どんな夜も 包み込む だから 彷徨わずに  おまえの奥 深く  息づく天使の羽 やすませよう 重ね続けてきたもの  怖れゆえの 鎧が  重すぎて 動けない それを 手放せると  いつか 気づいたなら...

束の間  現世に 降り立ち  借り 染め  とき 暮らす 重ねた 日々は  いま どれくらいか ふりだし  ひとめぐり  舞い戻る 先ゆく ひとの  導が あるという 誰がため なぞる  惑わぬ日が 欲しいのか 道なき道  さすらえば  何処にも 行き着かぬと 諭されたとて  背けないものは 内なる泉の  湧く未知(道) あくなき 惑い  地平に 棄ててこい...

                          今宵 浮かぶ 三日月から  届けられる 水の音色                           ゆめでみてた色を 落とし  漂うように 揺れて 光る                           語ることを やめた身体  戯れさえ 囲いのなか...

時の舟に  この身 ゆだね  流される ままに 辿り着いた  春の 海辺  永い 旅の 終わり 海原を 渡る  白い鳥の 群れ  やすらぎの 場所  探し 求めてる 風の 吹くまま  わたしも 何処かへ  hum…  消えて しまおうか 浅い眠り 目覚めるころ  かたわらに 立つ影 遠い 記憶  ゆめか うつつ  おぼろげな ひとみに うすむらさきの ...