西へ向かう

※最下部に、曲の解説&玄奘三蔵法師の情報も貼っています※

 

乾いた道の 石ころ蹴って 

明日の空と風 詠みながら

 

でたらめに 今 歩き出す 

夕陽が沈む その前に

 

 

安い地図さえ 持ってないけど 

行く先々で 訊ね歩けばいい

 

西へ 向かうよ このままで 

何も 持たない このままで 

行くよ

 

 

物知り顔が 近づいてきて 

最短プランを まくしたててくる

 

オンボロバスを 乗り継いで 

揺られてゆくから いいのさ

 

 

ワケ知り顔も 近寄ってきた 

子羊たちよ 祈りなさいと

 

バイブル まるごと 

ウケウリで 

 

見てもいないこと

話す まえに

 

God bless you!

 

 

頭の大きな おえらいさまが 

造った都 遠くに見える

 

血迷うオレは 子羊さ 

まだまだ 血迷ってゆくさ

 

 

誰かがつけた 足跡を 

なぞっては 懐かしむだけの

 

ユメのない おとなじゃ 

いられない

 

青臭かろうが このままで 

ゆくよ

 

 

嘆きの ウタも 

シラけた 時代も 

 

風に 飛ばされ 

こかへ 消えたよ

 

新しい 目覚めが 

待つなら 

 

西へ 向かうよ 

このままで 行くよ

 

 

長安 

タクラマカン沙漠

 

トルファン 

クチャ 

タシケント

 

バーミアン 

ガンダーラ

 

ブッタガヤ 

 

ナーランダ


西に向かって、きままに旅をする少年。

三蔵法師の辿った旅に思いを馳せつつ、

現世を流し見ながら…。

 

※複数のユニットやソロで演奏してきた曲です。

※「東の空の赤い月」は、この曲の姉妹曲です。


玄奘三蔵法師

<玄奘三蔵法師の特集番組よりメモ>

(記憶がとぎれとぎれで申し訳ありません)

あなたはなぜ、ひとり天竺をめざしたのか…

3万キロ(往復6キロ?)もの道のりを。

密出国してスタート!

<往路(順番違うかも)>

伊吾〜火焔山(70度)〜高昌国(現:トルファン?)〜

サマルカンド〜ナーランダ到着

 

やせた赤馬と交換??

 

高昌国では、

国王が引き止めたので、断食で抗議した。

国王は反省して30人の家来を付けてくれた。

 

サマルカンドでは、国王を改宗させた?

ゾロアスター教(火を崇拝)から?

 

ナーランダ大学

ナーランダ僧侶は1000人いて、

6000人の弁論大会は18日間続いたんだそうな。

…で、玄奘を論破できるものは一人もいなかった。

戒賢(シーラバドラ)から唯識を学ぶ。

 

<復路>

途中の川で教典を失う。

山賊を警戒し若い僧を先に行かせる。

ホータン??

 

43歳で、長安(現:西安)に到着。

大宗皇帝は、玄奘の密出国を咎めなかった。

玄奘は、教典の翻訳を始める。

大唐西域記をまとめる。

46歳で、唯識論を完訳。

61歳で、大般若経を完訳。600巻。

664年2月5日、62歳で死去(wikiでは3月7日)


↓こちらの動画、わかりやすくて素晴らしい。

(上記メモの欠落部分も補完してくれます)


↓三蔵法師の、国境を超えた分骨エピソードには、心温まる想いです。

(さいたま市)慈恩寺さんのサイトの「三蔵法師」をクリック。