罪なきもの innocent

 

ただ そこに あり続ける 

無垢なものたちと 

同じだったはずなのに 

 

知恵の泉が 沸き出して

わたしたちの 

終わらない 彷徨いが

始まりました

 

 

紅 花びら 

 

罪なき ものたちの

 

 

ゆびさき こぼれて 

 

はかなく 消えるさま

                         

 

 

うつろえば 変わりゆく 

 

誰も 止められない

 

 

 

たとえば 今だけ 

 

輝く 満天の

 

 

夜空に 散らそう 

 

ひととき なぐさみに

 

 

さまよいを 繰り返す 

 

誰も 同じように

 

 

 

 

うつろえば 変わりゆく 

 

誰も 止められない

 

 

さまよいを 繰り返す 

 

 

誰も 同じように