自由(ゆめ)の衣 veil of liberty

 

 

羽根のない 鳥たちは

 

その昔 飛んでいた

 

 

空さえも 忘れ去り

 

自由(ゆめ)だった日を 

 

棄てた

 

 

惑い続け 疲れ果てた 

 

灰色の 道のうえに

 

 

舞いとぶ 天女が 

 

落とした 

 

すてきな 自由(ゆめ)の衣

 

 

これを 身に纏い 

 

ぼくも 紅をさして

 

 

気ままに 空に 

 

舞いあがるから

 

 

 

君が さしだした道を 

 

歩き続けて ゆけない

 

 

意味のない 競い合いは 

 

性に 合わないんだ

 

 

好きな色や 旋律の世界に 

 

包まれて いつも いたい

 

 

だから さよなら 

 

ほんとに ごめんね

 

ぼくは 自由(ゆめ)の衣を 

 

身に纏う 

 

 

 

きらきら… 

 

万華鏡を 

 

回し続けるように

 

 

世界は 巡り 巡る 

 

どこまでも…

 

 

だから 

 

自由に 飛んで 行かせて

 

君も ぼくの身体も 

 

仮の舟

 

 

ライライライ…

 

 

 

遠い 昔 

 

人は みな

 

 

蝶のように 戯れた

 

なにもかも 満たされて

 

 

いま ぼくは 還るのさ

 

失った 自由(ゆめ)の 空

 

 


2007年6月に演奏した際『ゆめのころも』を『夢のこども』と聴き違えた

お客さまがいらっしゃり、なんてステキな聴き違い♪と思いました☆