登りつめてく
何かに 押され
回り道の 日々を
過去に 変え
パズルが
次々と 解けてゆく
晴れて ゆく
朝靄 のように
花園に
包まれた 時代を
針の 筵を
渡る 時代を
何度も
繰り返して
ゆくだろう
後戻りの道は
ないから
いつも 背中に
折りたたまれて
眠っていた
見えない 翼
はばたく 勇気
持てない ままに
過ごしてゆく
だけじゃ虚しい
はてしない 夢の空
かけあがる
高く 高く
登りつめてく
終わりなど ない
どこまでも
続いてる 空へ
見慣れた 景色
遠くなる ほど
弱気に 戻りそうに
なるけど
あの空の 彼方には
なにが あるか
わからない
重なりあう 雲を
かけわけて
嵐 のように
駆け抜けた はてに
この 瞳が
映し出す 空は
どんな色を
しているだろう
登りつめてく
たとえ いつかは
崩れ 落ちて
儚く 消えても
永遠に
忘れられないとき
刻んでゆく
明日のために
登りつめてく
なにかを 求め