白い午後のゆるい陽射し

 

キレイごとで 

飾りましょう 

 

昨日までの すべて

 

 

夢の さめた 

この 瞬間(とき)から 

 

色 褪せてゆくから

 

 

ガラス 越しに 

つぶやく のは 

 

色のない唇

 

 

生まれたての 

羽根のように 

 

ふわふわ と 

いまでも

 

 

息づいてる 

想い だけを 

 

おきざりに

したまま

 

  

白い 午後の 

ゆるい 日射し 

 

音のない 世界に

 

 

心 だけが 

ひとり 遊ぶ

 

時を 巻き戻して