時の舟に
この身 ゆだね
流される ままに
辿り着いた
春の 海辺
永い 旅の 終わり
海原を 渡る
白い鳥の 群れ
やすらぎの 場所
探し 求めてる
風の 吹くまま
わたしも 何処かへ
hum…
消えて しまおうか
浅い眠り 目覚めるころ
かたわらに 立つ影
遠い 記憶
ゆめか うつつ
おぼろげな ひとみに
うすむらさきの
朝焼けに 染まる
貴女が 映る
透き通る ように
ひざまづいたら
白い手を のばし
柔らかな 胸に
抱き寄せて おくれ
ほろびゆく 身体
かけめぐる 想い
どこへ 行くのか
涙も 忘れて
月の 光が
波間に きらめき
このまま 眠ろう
やすらかな ままで
hum…