1993年作「織姫と彦星」と
2017年作「呉服＊綾羽」を合体させた物語曲
†織姫と彦星（序章）†
部屋の灯りを 消して
空を 見上げる
今宵 一夜限りの
ゆめを 叶える
指折り 数え続けた
永い 一年
今宵は 想い出すよ
あの日の すべてを
溢れ出すような 星空
そのなかから あなただけの
淡い光をみつけた
心澄まして 仰げば
時を超えて 届けられる
あなたからの メッセージ
今宵は
一年に ただ 一度
心 かよわせる夜
あなたが ひとりきりで
旅立った夜
言葉も いらないほど
幸せだった 日々
ただ あなたがいるだけで
何も いらなかった日々
いつかは 覚める夢でしょう
あなたのいない この地球
わたしだけが なぜひとりで
ここに こうして過ごしてる
あなたは 突然
わたしの 手を
通り抜けていった
そして 手の届かない
遠い 世界へ
†かささぎ橋（橋がかりの章）†
あの かささぎの
橋の たもとで
交わした言葉
思い出せない
わが名は呉服 あなたは…？
異国の 異国の誰か（帝）
あまりに遠い
あまりに近い
カオスの記憶
†呉服＊綾羽†
生まれかわる この夢は
いま幾度目？ 数えきれぬ
祖国を発ち 命がけの海を渡り
辿り着いた ここが異国の地…
織り続けては 折り重ねゆく
はなれた郷の 花咲かすように
祖国はなれても 涙にくれても
綾羽と共に この土地に
彩り添えたくて…
夜にみえない 手元すら
星が舞い降り 照らすから
ただひたすらに 織り続けましょう
夜毎 照らして 星たちよ
この国に 彩りを
†織姫と彦星（終章）†
ラララ…
ゆめから醒めて
夜明けには さよなら
また 一年後
逢いましょう